国方萌乃
和歌山市立宮小学校で20日、タイムカプセルの開封式があった。設立130周年だった2003年に当時の1~6年生が埋めたものだ。
タイムカプセルは小学校の玄関近くに埋められ、まわりをれんがで固めていた。卒業生や保護者らが見守るなか、当時のPTA会長らがれんがを割って砂をはらい、タイムカプセルを取り出した。ふたを開けると、当時の児童らが20年後の自分宛てに書いた手紙が入っていた。
当時5年生だった堂野結加さん(30)は「おばさんの始まりですね。子どもがいたら、ちゃんと可愛がりなあよ」と、20年前の自分からの「上から目線」なメッセージを受けとった。「10歳のときは30歳の自分はもっと大人だと思っていたんでしょうね。なってみたらまだまだ子どもですね」と笑っていた。(国方萌乃)
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル